- Sさん
- 南の島(石垣島)研修
- 2024
[南の島研修in石垣島]の感想Sさんより(ブログ掲載記事より抜粋)
5年ぶりに開催された石垣島研修。 再開されると知った時はとても嬉しく、すぐにホテルと飛行機を手配しガイドブックも購入しました。 出発当日、福岡は線状降水帯に見舞われ悪天候でしたが、2時間後に降り立った石垣島は快晴そのもので、 心地よい暑さと青い空と海、もくもくと白い雲、赤や黄色のハイビスカスが以前と変わらず迎えてくれました。
参加者はコーチも含め7名だったため、ワンボックスカーに収まりほとんど全員一緒に過ごすことができ濃密な研修となりました。 今回の研修に向けて事前にコーチが、初参加のOさんとAさんに伝えたい気持ちに合わせた曲を選び、 Iさんがお二人の写真をその曲に合わせて編集して作ってくれました。
Kさん夫妻はたくさんの旅程パターンを考え調べてくれて、レンタカーの手配やお店の申し込みまでしてくれました。 研修に向けて着々と準備がなされる中、私にできることは何だろうとずっと考えていました。
そして、初参加のお二人にはジムカに通い学び続けることで本当に人生が好転していくこと、 希望と自信を持って欲しいということを伝えられればと思いました。
そのためには経験者の話を聞く事で少しでも感じてもらえるのではないだろうかと考え、 ジムカに来てからの経験談を話させてもらえないかとコーチにお願いしたところ、 コーチが快く承諾くださりIさんと私が研修で自らの経験談をお話しすることになりました。
Iさんも私もジムカに来た時はかなりどん底の状態でした。 そんな状態だった私たちでもここまできたという事を二人に伝えたく、恥ずかしながら経験談を赤裸々にお話しいたしました。
振り返れば今までは同じ話であっても、自分が辛かったことを聞いて欲しい、分かって欲しいと自分のために話していたように思えます。 ですが今回はOさんとAさんに自分の可能性を信じて欲しいという思いからお話ししたいと思ったことから、 話す内容は同じでも動機が今までと変わったことに気が付きました
傷は気が付かないふりをしても血は流れ続けます。 ジムカにきて初めて傷があることに気が付き、そして傷を癒していきました。傷が癒され元気になっていくと人にも元気を分けたくなってきた。 今はそんな感じかもしれません。OさんとAさんのことを思って取り組んだことで、今の自分の変化を改めて知る事ができました。
研修の中でコーチが「弱さを見せないことが強さではない。 弱さをみせられる心のしなやかな強さを持つことが大切。」とお話されたことが印象に残っていましたが、 研修終了後の何気ない時に、コーチがふと私に「心がゴムまりのようにしなやかになったね。」と仰いました。 ジムカに入りたての頃、硬く脆く壊れやすいガラスの心だった私に「心をゴムまりのようにしようね」と教えられてから7年。 目指していたゴムまりのようなしなやかな強い心に近づけたかなと、とても嬉しかったです。
転んでもがいて、たくさん泣いて、みっともない姿になって、 それでも真剣に自分の人生と向き合って必死に前を向いて生きようとする人たちは、誰よりもかっこいいと思います。
「目の前の人をよくしたい」というコーチの想いが詰まった一本の大きな幹から、 今ではたくさんの枝葉がのびていき花が咲き誇っている。 今回OさんAさん皆のためにと、たくさんの準備をしてくれたIさん、Kさん夫妻、そしてコーチの姿をみてそう感じました。
これからも石垣島研修で過ごした日々のように、みんなで泣いて笑って、 海に落ちてもまた立ち上がって(Stand Up)もがいて進んで(Paddle)、一緒に楽しくしなやかな心を持って前に進んでいきたいです。
このようなかけがえのない素敵な時間を共有できたことに感謝します。コーチをはじめ皆さん、本当にありがとうございました。
【編集後記】以下稲田コーチより
Sさん体験談をありがとうございました。 ご自身の体験を他の人のためにと思い、お話くださりありがとうございました。 参加されたみなさんや他の方々の心に響いたと思います。